靖国参拝
靖国参拝。何故こうも毎年問題になるのかが正直分からない。
2012-08-18 10:56:46
戦争が起こっていたのは史実であり、美化してはならない。
そして、同じ過ちを二度と繰り返さない事が人類共通の認識だと思う。
毎年この時期になると思い出す事がある。
小学生の頃は毎年夏休みになるとおばあちゃんの家に泊まりに行った。
寝泊りする部屋は仏間だったのだが、そこには色々な遺影が飾られていた。
その中の一枚に若くて、今で言えばイケメンの写真もあった。
軍服に身を包み儚げに遠くを見つめた印象的な一枚だった。
おばあちゃんに「あれは誰?」と尋ねると、「近所の兵隊さんだよ」と
話を聞かせてもらった事がある。
そう。還ってこれなかった「近所の兵隊さん」さんの写真だったのだ。
子供の頃は「近所の兵隊さん」は自分よりも年上でお兄さんだった。
多分10代後半~20代前半の方だと思う。
今にすれば下手したら自分の半分の歳の方だと思うと切ない気持ちになる。
小学校高学年になるまで、てっきり血縁のイケメンと思っていた近所の兵隊さん。
そんな方の写真が家を建て替えるまでの戦後60年ものあいだ飾られていたんだ。
これが小さな事実であり小さな歴史。
この方たちがいて今の自分たちがある。
戦争を美化するつもりは毛頭ないが、少なくとも靖国参拝を批判される覚えもなければ
まして恥ずべき行為だとは到底思わない。
政治的な干渉や摩擦があるのなら、個人は戦争の紆余曲折を全て受け入れつつ
正々堂々と胸を張って参拝すべきではないだろうか。
「近所の兵隊さん」たちも大勢眠ってますからね。