BTOパソコンのPC-take

FME、NLE、OBSを比較して・・

突然ですがニコ生はじめました!(笑

2014-12-03 12:53:28

突然ですがニコ生はじめました!(笑

ということで、まずは形から入る私は超有名な3本の無料配信ソフトにて
テスト配信から始める事に致しました。
そこで各々のソフトを使ってみてそれぞれの特徴だったり難点だったり
色々感じた事があったので軽くレビューしてみたいと思います。

比較ソフト
Flash Media Live Encoder(以下FML)
Niconico Live Encorder(以下NLE)
Open Broadcaster Software(以下OBS)

配信環境
Core i7-2600KorCore i5-4670、GTX760
サウンドカード+オンボードサウンド(マイク)を複合使用
ゲーム解像度1600x900、配信解像度640x360

それぞれの項目をA~C(A高、B中、C低)で採点してみましたので
配信前のソフト選考段階やソフト乗り換え検討の参考にしていただければ幸いです!
【ダウンロード】
FME=C
英語ページで個人情報入力の必要あり。Adobeだし無料だし・・仕方ないと思いつつも
他のソフトに比べるとちょっととっつきにくい部分があります。

NLE=B
ニコ生配信するぞ!って大前提なので違和感は少ないのですが
事前にプレミアム登録(有料)しないとダウンロード出来ても起動できないところが引っ掛かりました。

OBS=A
文句なしのA。ダウンロードしてダブルクリックするだけ。登録一切なし。
【設置】
FME=A
NLE=A
OBS=A
配信したい!と考える人にとってここはどれもAになると思います。
【初期設定(とりあえず配信可能までの設定)】
FME=C
相応の知識が必要。SCFH DSFとの連携必須なので(多分)
初っ端から柔軟な思考とグーグル先生の協力が必要になる事待ったなし。

NLE=A
さすがニコ生がニコ生配信用に配布しているだけのことはありますね。
最低限の知識は必要なものの特別な知識が無くても配信可能で
グーグル先生の協力を仰いでも情報豊富なところも魅力ですね。

OBS=B
一番難しそうだったけど思ったより簡単でした。
脳内インスピレーションがマッチし始めるとNLEよりカスタマイズ豊富で簡単な印象。
【拡張設定1(棒読みちゃんなど)】
FME=A
NLE=A
OBS=A
Ustreamで棒読みちゃんは少し手こずったけどニコ生との相性、設置は簡単良好。
【拡張設定2(プリセット関連)】
FME=C
プリセットは使わずメインメニューで設定する感じかな?
初級=標準プリセット、中級=自分で調整、上級=プリセット自作または拝借
こんな感じなのでプリセット改+メニュー調整で広がる可能性がないのは痛いかな。

NLE=B
標準プリセットでも配信可能だけど豊富なカスタマイズプリセットが魅力的ですね。
配布されているプリセットの導入も簡単なので楽しみは広がります。

OBS=A
ソフトが用意しているプリセットだけでも十分な範囲の調整が可能なので
一番とっつきやすい事でA評価といたしました。
【ステレオミキサー関連(PCゲーム音声+マイク音声)】
FME=C
ソフトに仮想ステレオミキサー機能がないのでソフトとWindowsの調整が必要
設定が上手く行かないとゲーム音だけだったりマイク音声だけになる場合もあるので
思い切ってアマミキを導入しちゃった方がスムーズな場合あり。

NLE=B
ソフトに仮想ステレオミキサーを内蔵しているので敷居は低いです。
ただ私の設定が悪いのか調整が甘いのかゲーム音声は100以外は反応せず
90にしても無音、100だとうるさい、って感じなのでちょっと微妙かな?

OBS=A
ソフトに仮想ステレオミキサーを内蔵してあるのはNLEと同様ですが
こちらは単純明快ゲーム音=スピーカー(サウンドカード)、マイク=マイクの選択で動作し
音量の微調節~細かい設定まで可能なので一番いいと思います。
【画質】
FME=B
調整のコツさえ掴んでしまえば画質は良好です。
ただビットレート制限のあるニコ生では性能が生かしきれないのが残念なところです。

NLE=C
正直うーん・・って感じです。超高画質プリセットも拝借してテストしてますが
やはり一番簡単で一番きれい・・とは世の中なかなか簡単には行かないものですね。

OBS=A
素晴らしいの一言に尽きます。根底から違うのがプレイ解像度ままを圧縮して
それを配信する仕組みなので文字潰れも起きず画質もかなりキレイです。
さながら有料ソフトの機能で配信状態なので他を圧倒していると言えます。
【軽快さ1(外部キャプチャ)】
FME=A
NLE=A
OBS=A
SCFH DSFを使用した感じではどれも動作が重くなる事なく快適でした。
【軽快さ2(ソフト機能キャプチャ)】
FME=C
Cというより機能が備わっているか分からなかったので未測定です。

NLE=B
DirectXを指定して撮影可能でしたがOS自体の動作がモッサリしてしまって
他の作業をすると軽くイラつきます(笑

OBS=A
ビデオデバイス?だったかを選択する事によってゲームウインドのみを配信できます。
NLEとは何が違うのか他の動作には支障を及ぼさないので快適な運用でした。
【遅延】
FME=C
Ustream時代の悪い印象が強すぎたのか遅延は長く感じます。
体感的に10秒前後なのでリスナーさんとの会話はかみ合いません(笑

NLE=A
遅延は3秒ほどです。3秒の遅延は一見大きそうに感じますが
無料ソフトで専用機材も用意せずPCのみの配信なら凄すぎる秒数です。
棒読みちゃんとの連動の場合はリスナー入力→棒読みちゃん読み上げなので
ほぼリアルタイムに近い双方向でのやり取りが可能と感じました。

OBS=B
遅延は5~6秒です。画質と引き換えの遅延と受け止めております。
雑談メインじゃなく、俺のスーパープレイを見てくれ!って場合でしたら
気にならないくらいの遅延に収まっていると思います。
【将来性】
FME=C
とりあえずFMEは卒業です。今までありがとうございました。

NLE=B
遅延の少なさ=生配信の本質だと思いますので
もう少しプリセットと設定を勉強して画質の向上に取り組みます!

OBS=A
恐らく遅延の軽減は可能です。が、画質を維持したままで実現可能なのか?
可能だとしたらどのレベルまで持っていけるのか?が気になるところです。

以上、超長くなりましたが独断と偏見のレビューでございました!

最後に参考までですがNLEとOBSの配信中のキャプチャ画像を置いておきますので
細かい差かもですが何かの比較にしていただければ幸いでございます。

【NLE/超高画質プリセット導入/ソフト調整最高のはず】

【OBS/ソフト調整を多分限界まで設定】

クリックして両方の画像を拡大していただくと文字の潰れ具合がよく分かると思います。

とりあえずは夜な夜なOBS設定を煮詰めながらテスト配信しておりますので
画質等々気になる方やお暇な方は遊びに来ておくんなまし!